今の業界はあまり伸びしろがなさそうだし、他の業界へ転職してみたい…
でも未経験だとアピールできるようなポイントがない…
転職を考えたことがあるならこのような悩みを持ったことがあるのではないでしょうか?
実際、中途採用では即戦力の経験者を欲している企業が多く、未経験での転職はハードルが高いと言われています。
一方で未経験業界・職種へ転職した上に年収UPを達成した人もいます。
私も下請けのプラント機器メーカから半導体メーカへ転職して、年収150万UPを達成しました!
この記事では未経験の業界へ転職するメリットや転職の際に使える自己アピールの作り方についてまとめています。
ぜひ最後まで読んでいただき、未経験転職の第一歩にしていただけると幸いです!
未経験転職のメリット
成長産業へ移動できる
未経験転職の大きなメリットは、成長産業へキャリアを移行できる点です!
成長産業は市場が拡大しているため、企業も積極的に新しい人材を求めています。成長産業へキャリアチェンジできれば、スキルや経験がさらに磨かれ将来の転職やキャリアアップの可能性が大きく広がるというメリットがあります。
例えば、最近の仕事に停滞感を感じていたり成長機会が限られているのであれば、成長産業への転職は新しいキャリアの可能性を切り開く大きな一歩になります。
成長中の企業であればポジションが多く企業も新しい人材を必要としているため、未経験者でも転職できるチャンスがあります!
年収UPが狙える
未経験転職することで、給料アップを狙える可能性があります。
特に給料が高い成長産業への転職は、収入UPが期待できます。なぜなら日本企業の年収はどの会社で働くかで決まってしまうからです。
成長産業に移ることで、個人のスキルや成果に応じた昇給が期待でき、長期的な収入アップを目指すことができるため、経済的な自立に近づくことも可能です!
自分の得意を活かせる
新卒での就活と異なり、社会人経験があることで自分の得意・不得意をより深く理解でき、より自分の能力を活かせる会社を選べる可能性が高まります。
新卒でいきなり自分にピッタリ合った仕事を見つけるというのは難しいですが、実際に働き自分の得意・不得意を知ったうえで自分の特性を活かせる場所へ移れるというのも異業種転職のメリットです。
異なる業界で得たスキルや経験を活かせる
これまでの仕事で得た経験やスキルを異業種で活かせる点も大きな魅力です。
自分が得た知識や技術を、異なる業界に応用することで他の人にはない視点を与えることができます。
ある業界では常識なことも他の業界では革新的なアイデアになるということはよくあります。
これは1社のみで働いている人にはない大きなメリットと言えます。
未経験転職する際に活かせるスキル
ポータブルスキル
問題解決能力やコミュニケーション能力など持ち運び可能なスキルをポータブルスキルと呼びます。
学長の動画にもありますが、ポータブルスキルはどの企業でも役に立ちますので、現職で鍛えたスキルは転職先の企業でも活かすことが可能です。
ポータブルスキルの具体例には以下のものがあげられます。
- ライティングスキル
- ポジティブシンキング
- タイムマネジメント
- 問題解決能力
- コミュニケーション能力
実際、私が転職活動をした際は問題解決能力やコミュニケーション能力をアピールしました。
今の仕事と転職したい先の仕事との共通点を探す
異業界・異職種に転職する場合、全く異なる業務内容を行うことになると思います。
その場合、1から勉強しなおしになると思われるかもしれませんが、意外とそうでもありません。
全く異なる仕事でも仕事内容を細分化することで共通点を見つけることが出来るからです。
例えば、私が転職した際に考えた共通点は以下画像の通りです。
上記のようにかなり重なっている部分が多いことに気が付きました。
全く違う業界・職種ですが、お客様やメーカさんの対応やトラブル対応はコミュニケーション能力や問題解決能力といったポータブルスキルで対応可能だと気づきました。
そして次の章で紹介するように転職前の企業で得た経験をベースに転職後の企業でも通用すると思われるスキルを自己PR材料として使用しました。
未経験転職での自己PRの作り方
現職で出した成果から転職先で活かせること考える
未経験業界・職種へ応募する場合、過去の経験や実績をそのままアピールできないことが多いかと思います。
私も自己PRは前職での実績を書いていましたが、転職エージェントの方に「業務内容が異なるのでこれでは十分なアピールにならないと思います。」と言われ途方にくれました…笑
そんな時に私が行ったのが、今の仕事で上げた成果を一つピックアップして、結果が出るまでの過程を書き出すというやり方です。
私の具体例を書いてみます。
<前職でのアピールしようと思っていた実績>
業務改善活動で設計業務時間を200時間/年改善した。
→ただ、志望先の企業では設計業務がそもそも存在していないので具体的な改善事例を説明しても通じなさそうでした…
<成果が出るまでの過程>
今行っている設計にかかる時間を集計→集計結果をもとにチームメンバーに困っているポイントを聞き取り→複数人が同じ対応をしている業務をピックアップ→対象業務を自動化することで設計時間を短縮した。
<過程の中で志望先企業での使えそうなポイントをピックアップ>
ここは転職エージェントの方とも相談して進めました。
結果、半導体企業では生産性を上げることが重要視されていると分かり、生産性を上げるポイントを見つけ出した「集計結果をもとにチームメンバーに困っているポイントを聞き取り→複数人が同じ対応をしている業務をピックアップ」を重点的に話すことにしました。
<最終的な自己PR>
私は問題点を見つけ出す能力があると考えています。
現職では改善活動という小グループでの活動が行われており、私も以前改善グループのリーダを行っていました。
私がリーダになった際、各担当者に設計業務中に不満に思ったことを一つのスプレッドシートに記載してもらうよう依頼しました。すると標準的に使用されていた図面が古く、この図面の書き直しのために年間で200時間程度無駄な作業時間が発生していることを突き止め、改善することに成功しました。
この経験から、現場の生の声やデータを集めることの大切さを学びました。
御社でもたくさんのデータを扱い生産を行っていると思いますので、私であればデータの中から問題点を見つけ出し改善することが可能だと考えています。
こういった流れで成果を出すための過程に注目することで、未経験の業界でも再現性高く成果を出すことが出来るとアピールすることが可能です。
一方、志望先企業がどんな業務を行っているかは分からないことが普通かと思いますので、実際はたくさん用意した成果の中から使えそうなものを転職エージェントの方と一緒に決めていく流れになります。
転職エージェントは志望先企業の業務内容はしっかり把握されているので、ぜひ相談しながら進めていきましょう!
まとめ
今回は未経験業界に転職する際に一番の障害になる自己PRの作り方について解説しました。
私も最初に転職活動をした際は何をどうしていいか分からず無駄に時間をかけていました…
これから転職活動をされる方が同じような経験をしてほしくないと思い、少しでも参考になればと記事を書きました!
この記事が転職を考えているあなたの参考になれば幸いです。